おいしいもののまわり

嗜好と思考は似ている。他人の「おいしい」を知ることは、それぞれの舌の記憶、思い出宇宙を望遠鏡で覗いているような気分になる。

土井先生の言葉はおいしい。きちんと取った出汁の味がする。土井さんのふくよかな思考は、豊かな嗜好と感性から生まれているのだろう。

一瞬、古本かと思わせる装丁もすてき。いい本はチームプレイの良さを感じさせる。土井善晴『おいしいもののまわり』グラフィック社

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